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崖の湯温泉 群上閣  その2

  • 執筆者の写真: もちもち温泉
    もちもち温泉
  • 2018年11月21日
  • 読了時間: 3分

更新日:2022年12月10日


今回のその②はブログ本題の温泉経営に関わる部分の考察!

カランの間隔は良く、ストレスの無いパーソナルスペースの確保、必要以上に隣を気にすることは無い。

シャワーは付いていないですが、温泉好きには大きな問題ではないでしょう。

でも、温泉嫌いな人には問題の部分でもあるのもわかります。この浴室は確か一箇所のカランにシャワー付があったと記憶しています。昔からの温泉浴室には、余計なものは付け加えてほしく無いというのが私の本音ですが、現状の経営を考えると後付け設置も仕方ないこととも思います。

【赤いライン】↑の写真

手前の洗い場で身体を洗って流したお湯が、奥のほうのお客さんの足元を流れて行く。奥のお客さんにとっては良い気持ちはしないところは残念。

私がプロデュースするなら、この部分は絶対はじめに改修します。

【黄色い枠】↓の写真

私なら、設計段階でここにカランは付けません。

現状、入り口の直ぐ横で、椅子も置いてあるし、お客様は落ち着けません

お客様に旅館としての品位を落として思われてしまう原因にもなります。

現状対策案ですが、【紫円】の引き戸の前にツイタテを置き、椅子を撤去し、当該カランのパーソナルスペースを確保したらどうでしょう。

右の引き戸はツイタテで使えなくなりますが、通常は問題ないはずです。

ただし、ツイタテは、固定せず、移動可能にしておく

いつでも【紫円】右の引き戸を使えるようにしておきます(引き戸を外せる状態にしておく意味です)。

 理由は二つ

①備品の搬入のスペース確保

万一浴室で体調を崩した方、速やかに病人を担架で運ぶため

 これは重要です、浴室・脱衣場での服の脱ぎ着での温度差で、体調に異変が起きて倒れる方がいます、とくに冬。万一を考えて浴室の設計はすべきです。

(家を建てるときも同じです、狭い階段・狭い入り口・高い段差、これから家を建てる方はよく考えて設計に口を出してください。)

【緑の線】↑

深さ・高さ・奥行きが丁度良いです。降りるにも座るにも良い感じです。

【赤い線】深さ↓

 座ったときの深さが丁度良い感じです。冬の信州は寒いです、肩までお湯に浸かって温まって眠りにつきたいものです。とくにこれからの寒い冬は気になる相手と二人で温かい湯に浸かってポカポカになって、コタツで日本酒飲んでゆっくりしたいものです。雪がチラチラ降っていたら最高ですね。

独りで浴槽に浸かるなら、このように1/4のスペースで十分です。

窓の向こうは山に上がる狭い道が下に見えます。↓この道です、自分が浴室の窓に張り付くと外/下から見えてしまうので用心用心(^^)

手前の浴槽のヘリ、丸みがあったらいいなあ~とちょっと思いました。

私がこちらを訪ねたとき、女将さんは脱衣所のストーブを点火してくれました。

その心遣いにいたく感激しました

11月半ば、寒くなってきたとは言え、昼間でもありそれほど寒く無いし、自分の体調もおおよそ理解しているのでストーブを消しても大事無いと判断し、女将さんが脱衣所から出たら直ぐにストーブを止めました。燃料価格高騰の折ですので、女将さんの心遣いへのお返し(^^)。

温泉施設の側面からブログを書いていますが、

やはり一番大切なのは温泉施設の人の気持ちなんでしょうね。

すべては人の考え方から出発しているんですから。

女将さん、ありがとうございます。


 
 
 

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